鈴与シンワートが1月29日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、売上高は64億2800万円(前年同期比16.9%減)、営業利益2億500万円(24.7%増)、経常利益1億8800万円(21.4%増)、当期利益1億1300万円(218.0%増)となった。
各事業の概況は、陸運事業で小麦粉の輸送は堅調に推移したが、セメントの輸送は建設不況、公共事業削減の影響で減少し、売上高は11億6300万円(11.8%減)となった。
海運事業は、建設発生土取扱いの前期末での終了、空コンテナの本船積み作業減少と輸出入海貨取扱業務の減少などで、売上高は4億5000万円(43.1%減)だった。海運事業に付随する商事業務は、前期末で取扱いを終了している。
倉庫事業は、大井営業所と松戸営業所の稼働などで、売上高は6億8900万円(9.4%増)となった。
営業利益は、情報サービス事業は売上の減少で3億円(16.3%減)。物流事業は陸運事業での燃料費の減少と倉庫事業の増収効果などで、営業利益は1億8500万円(95.9%増)と大幅に増加した。
通期は売上高86億1100万円(17.7%減)、営業利益3億2600万円(14.4%減)、経常利益3億100万円(18.3%減)、当期利益1億5200万円(10.0%減)を見込んでいる。