近鉄エクスプレスは5月11日、2011年3月期~2013年3月期の新中期経営計画を策定し、最終年度の2013年3月期に、売上高3000億円、営業利益150億円、経常利益150億円、当期利益88億円を目指すと発表した。
計画では、「強いアジアを作る」として、中国内保税地域への積極的な投資、上海浦東空港総合保税区での新会社設立、韓国、台湾、フィリピンなど各国での倉庫・物流機能の強化などを図る。
競合他社に先駆けバングラデシュに進出。カンボジア、ミャンマーへの進出を視野に入れ、米州地域のロジスティクス機能の強化、環太平洋物流の拡大に向けた体制の構築などを実施する。
日本と欧米では日本、欧米とアジア発着物量の拡大、イントラアジア物量の拡大を志向し、仕入の強化、オペレーションの標準化、三国間物流などに積極的に取組む。