住友商事は5月18日、マレーシアのスコミ エンジニアリング(SEB)から子会社2社の全株式を6月下旬に取得することで合意したと発表した。買収予定金額は1億~1億1000万ドル。
SEBは、エネルギー分野のエンジニアリングやモノレールなどを製造するロジスティック分野を主要業務としており、今回買収するのは、石油天然ガスを生産する油井で使用する鋼管の特殊継手の加工・修理などを行なう2社。
今回の買収は、鋼管事業ではアジア初の大型戦略投資となり、今後はこの2社のサービス拠点を活用して、地域毎のニーズに対応するためサービスの拡充を図る。
また、鋼管事業で構築した事業資産や顧客基盤などと2社のビジネスインフラを組み合わせて、鋼管販売だけでなくその周辺資機材など、顧客が必要なサービスをワンストップで提供する体制を強化する。