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三洋電機/三洋電機ロジスティクスを売却

2010年05月25日/SCM・経営

三洋電機は5月25日、子会社である三洋電機ロジスティクスの保有する全株式(持株比率は57.67%)をロングリーチグループが運用する投資ファンドの傘下にあるLSホールディングスが実施する公開買付けに応募することを決めたと発表した。

今後もグループの物流業務の一端を担っていくものの、子会社として経営関与を継続する必然性が薄れてきていると判断したもので、公開買付けの終了後、公開買付者に対して出資し、公開買付者の普通株式の5%を保有する予定だ。

買付期間は5月26日から7月15日までで、三洋電機の持ち株数は5,939,900株の譲渡価額は103億9400万円。この結果、2011年3月期決算には、単独で約94億円、連結で約39億円の株式譲渡益を計上する見込み。

三洋電機ロジスティクスは、グループ製品の運送、保管・荷役などを担当する物流専門会社。全国的に事業を展開するとともに、大手家電量販店等に対する3PL事業など、グループ外への事業拡大を積極的に推進してきた。

三洋電機は、昨今の経営環境の大きな変化を受け、経営資源を一層集中し、成長戦略を着実に実行する体制を検討してきた。さらに、昨年末にパナソニックグループに入り、その後、各事業および各機能において、シナジー効果を創出するべく検討を重ねており、物流面における三洋電機ロジスティクスの位置付けについても、慎重に検討していた。

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