日本通運とデジタルガレージは6月1日、合弁で、Eコマースを利用する通販事業者のフルフィルメント業務を支援する新会社、NEXDG（ネックスディージー）を設立する。
新会社では、EC通販事業者、ビジネスの効率化によるコスト削減を考えている事業者に、EコマースのWebショップ構築から集客支援、決済、在庫管理、配送手配といった一連のフルフィルメント業務を一元管理できるシステムをASPサービスで提供する。
これにより、インターネットのTwitterなどを活用した集客の仕組みの提供や、ニーズに応じた販促施策の提案と実行支援のサービスも展開し、低コストで効率的な情報発信が可能となる。
従来、Eコマース事業者が導入期を過ぎ、成長期に入って受注量が急増する際、キャンペーン、予約販売などで短期間に大量の商品を出荷する場合、内部で出荷作業を行うためコストが嵩み、価格競争力が上がらない、といった課題があった。
また、販路拡大のために複数のインターネットモールへ出店することで、在庫情報と販売可能数の管理が一元化できないなどの問題も生じていた。
新会社のNEXDGは、グローバルな物流ネットワークとデジタルガレージが持つインターネットビジネスの立ち上げや運用のノウハウを融合させ、Eコマース事業の拡大を支援する。
■NEXDG（6月1日開設予定）
http://www.econtext.jp/service/ec/ff/
合弁会社の概要
商号：（株）NEXDG（ネックスディージー）
本社所在地：東京都渋谷区恵比寿1-3-1朝日生命恵比寿ビル
代表者：代表取締役青浩司
事業内容：Eコマースサイトの立ち上げから運用に必要なフルフィルメントサービスの提供及び集客・販促支援の総合サービス
資本金：1億円（資本準備金1億円）
株主・出資比率：日本通運66％、デジタルガレージ34％
