住友電気工業は6月3日、中国の南京普天通信と中国市場向けFTTx用光配線機器の合弁会社を設立すると発表した。
南京普天通信は、中国の通信用配線機器分野で高いシェアを有する企業。
現在中国では、ブロードバンド利用者の拡大、上海万博などの大規模イベント開催等により、情報インフラの整備が急速に進んでおり、2011年ごろからFTTx市場も急速に立ち上がっていくと同社は予想している。
今後、住友電工と南京普天は、住友電工が有するFTTx用光配線機器に関する高度な技術力・ノウハウと、南京普天の中国通信キャリアへの営業力を融合させることにより、中国市場におけるFTTx用光配線機器分野のトップシェア、業界のトップリーダーを目指す考えだ。
合弁会社の概要
商号:南京普住光網絡有限公司
所在地:中国江蘇省南京市
資本金:400万米ドル(約3.6億円)、2011年以降1000万米ドルに増資予定
出資構成:住友電工50%、南京普天50%
役員:住友電工2名、南京普天2名
事業内容:光配線機器製品(スプリッタ、現地付けコネクタ、光分岐モジュール等)の開発、製造、販売
設立時期:6月
操業開始:8月