日本郵船は6月10日、デンマークの海運グローバル企業、A.P.モラー・マースクと提携し、環境対応関連の技術開発で技術交流することで合意したと発表した。
この技術交流はCO2、窒素酸化物、硫黄酸化物などの大気汚染物質削減で費用効果の高い解決や、効率的な実施のため実施される。
技術的解決や危機管理のため、ノルウェー船級協会のデット ノスケル ベリタス社とも情報を共有し、3社がそれぞれ取組んできた環境対応関連の技術を共有。共同で新技術の開発を進めることを今後検討する。
当面は排熱回収システムなどの燃費向上技術、低硫黄燃料油対応システムなどの新しい環境対応装置への対応などの分野で技術交流を行う。日本郵船は今後、これらの分野に限らず3社間の技術交流を加速するとしている。