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日本IBM/プロダクトライフサイクルマネジメント事業を強化

2010年06月14日/IT・機器

日本IBMは6月14日、日本アイ・ビー・エム・サービス(ISC-J)に日本アイビーエム・アプリケーション・ソリューション(IASC)を8月1日付で統合するとともに、ISC-J内に「IBM PLMサービス・コンピテンシー・センター」を設立しPLM(プロダクト・ライフサイクル・マネジメント)事業を強化すると発表した。

PLM分野におけるコンサルティングからシステム開発、保守、運用という戦略策定~実行までの一貫したサービスを日本IBMグループとして提供できる体制を強化し、次世代PLMを実現する「スマートなモノづくり」を推進していく。

日本企業のモノづくりは、世界最適拠点を求めた現地生産や現地開発の動き、マーケットの多様性や消費動向の変化など激しく変化している。製品の投入前の研究開発から使用後のリサイクルまでといった製品のライフサイクル全体を視野に入れた対応が求められており、製造業に加えて、消費財メーカーや製薬・エネルギー業界などの企業において、企画から設計、開発、生産、販売、サポートまでを視野に入れながら迅速で深いインダストリー・スキルを持って、グローバルに対応できる新たな「モノづくり」が求められている。

IBMは、ダッソー・システムズとの世界規模の戦略的提携により、ことし4月にソフトウェア事業傘下のPLM事業部をダッソー・システムズに移管した。サービス事業については、ダッソー・システムズとの協業をさらに強化していく。顧客のニーズに合わせて他のパッケージ・ソフトウェア・ベンダーとも協業することにより、PLM事業を拡充する。

PLM全般にわたるエンジニアリング・システム構築の支援など、PLMでの経験と実績を持つIASCをISC-Jに統合することで、日本IBMグループ内のPLMに関するコンピテンシーを日本IBMとISC-Jに最適配置し、PLM分野におけるコンサルティングからシステム開発、保守、運用までの体制を強化する。

「IBM PLMサービス・コンピテンシー・センター」は、PLM関連の経験と実績を持つ人材が集約された組織で、大和(神奈川県)、名古屋、神戸を拠点とする。IBMコーポレーションの東アジアにおける拠点として、ユーザーのPLM分野でのグローバル化を支援する。

提供するソリューションとしては、3次元設計プロセス改革、設計・開発、市場から集まる膨大なデジタル・データの戦略的活用、最上流からのコスト・マネジメント・プロセス改革実装、経営者に見える開発マネージメント改革の導入など、製品のライフサイクル全体を視野に入れたソリューションを用意している。

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