JFEスチールは6月16日、来年5月の福山地区第3高炉改修工事の完工により、福山地区における粗鋼生産能力は年間1300万トンとなり、西日本製鉄所粗鋼生産能力2300万トン、全社粗鋼生産能力3300万トン体制が確立すると発表した。
西日本製鉄所(福山地区)において、製鋼能力増強工事を進めており、ことし4月に第7連続鋳造設備、5月にスラブ手入れ設備の稼動を開始している。
既設4基の真空脱ガス設備のうち、第7連続鋳造設備に隣接する第5真空脱ガス設備の能力増強も同時に実施した。
今後予想される国内外での高級鋼需要の増加に対応するのが狙いで、設備投資の総額は約500億円に達する。