札幌市と都市型新物流システム研究会は、8月下旬の予定でヤマト運輸の貨物輸送を札幌市営地下鉄で行う社会実験を実施する。
実験は2週間ほど行い、夏季の実験結果を踏まえて冬季の実施を検討する。
実験内容は、厚別区のヤマト運輸札幌ベースから大通地区に朝・昼・夕の1日3便のトラック輸送のうち昼の1便の貨物を札幌市営地下鉄東西線の大通駅~新さっぽろ駅間をリヨウして、大通駅と新さっぽろ駅で荷物を積み下ろすもの。
この代行輸送による、地下鉄で貨物を輸送した場合の環境負荷の軽減、都市内交通渋滞の解消などの効果を検証するもので、地下鉄を活用した新たな物流システムの実現の可能性も検討する。
札幌市と同研究会は、地下鉄での物流の社会実験は全国初の試みで、安全面に配慮して実験を実施するとしている。