富士フイルムは7月15日、偏光板保護フィルム「フジタック」の生産設備を3ライン増設すると発表した。
液晶ディスプレイに不可欠な偏光板保護フィルム「フジタック」の生産拠点である神奈川工場足柄サイト、富士フイルム九州に増設する。投資金額は3ライン合計で約400億円を見込んでいる。増設により、「超広幅フジタック」の生産能力は従来の3.5倍になる。
「超広幅フジタック」は、従来に比べおよそ1.5倍の幅（1960mm～2300mm）を持ち、40インチ以上の大型液晶テレビの効率的な生産に適している。
富士フイルム九州第2工場第4ラインを「超広幅フジタック」生産ラインに改造する。稼動開始予定はことし10月。富士フイルム九州第4工場を建設し、第７ラインを新設し、2011年10月に稼働させる。神奈川工場足柄サイト第3工場内に生産ラインを新設する。2011年4月の稼働を目指す。
