本田技研工業は7月20日、延期していた国内の2つの新工場について、方向性を決めたと発表した。
埼玉の寄居工場については、「環境商品を生産する技術」や「低炭素で生産する技術」に関する、次世代に必要な高度な生産技術を確立するために、寄居工場は不可欠と判断し、2013年の生産開始を目指して稼働準備を再開する。
世界的な商品の小型化に対応するために、2012年から鈴鹿製作所で軽自動車の生産を開始し、次世代モデルで採用予定の車体軽量化と低コスト化に寄与する生産技術の構築を行う。同技術は、その後小型車にも採用し、将来的には鈴鹿製作所から世界の生産拠点に展開していく。
なお、八千代工業（埼玉・狭山市）は、予定していた新工場の計画を中止することを決めた。八千代工業の既存工場での軽自動車の生産は継続する。
