カゴメは7月22日、オーストラリア最大手の生トマト加工・販売メーカーのセデンコ・オーストラリア、セデンコに供給するトマトを栽培するSSファームズ社の事業を譲受する契約を締結したと発表した。
これにより南半球での原料生産拠点を確保し、原料加工事業をオセアニア地区で展開するることで海外での成長につなげる。
契約によりセデンコとSSファームズ社の事業のうち、米国、ニュージーランドのグループ会社との取引等を除く事業全体を7月30日付で譲受する。譲受金額は71億9000万円。
カゴメは農業生産を基盤とした原料加工事業をオーストラリアで展開し、アジアなど海外向け輸出を拡大する。このため品質管理技術向上によるロス低減、物流品質向上によるダイストマトのアジアへの輸出拡大を目指す。
また、高付加価値原料の生産、南北分散による原料生産拠点化などで原料からのバリューチェーンを自ら手がけ、南・北半球の拠点での価値開発を実現する。