玉井商船が8月5日に発表した2011年3月期第1四半期業績によると、売上高は15億7700万円(前年同期比38.6%増)、営業利益7400万円(前期は2億500万円の営業損失)、経常損失2億3800万円(同額)、当期損失1億5300万円(1億4300万円の当期損失)となった。
外航海運部門では、市況の回復でスポット運賃が上昇したことに加え効率的な輸送に努め、内航部門での損失をカバーした。だが、連結子会社であるT.S.CentralShippingが所有する船舶3隻を代替建造する目的で締結したコミット型シンジケート・ローン契約にかかわる組成手数料などが発生したため、経常損益以下の各段階損益は損失へと転じた。
外航海運業の売上高は12億1600万円、営業利益は2億9000万円。内航海運業の売上高は3億2100万円、営業損失4700万円だった。
通期の業績は、売上高73億円、営業利益9億2000万円、経常利益5億4000万円、当期利益3億3000万円の見通し。