丸紅は8月4日、中国江蘇省で紙パルプ生産設備の主要設備を約300億円で受注したと発表した。
中国国内で調達する設備の販売は、丸紅の中国子会社である丸紅上海が行う。
販売先は、日本の製紙会社最大手の王子製紙と現地の南通市経済技術開発区系企業の合弁会社である江蘇王子製紙。同社が同開発区に建設中の紙パルプ一貫工場の第二期プロジェクトにおいて、パルプ生産設備(年産70万トン)の建設を開始する。
丸紅が納入するパルプ生産設備の主要設備は、長年のパートナーである北欧の紙・パルププラントメーカー/メッツォ社から購入する。パルプ生産設備は木材のチップを化学処理してパルプを生産するクラフトパルプラインで、2013年の稼働を目指す。