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日立/500億円投資し、インドにタービン・ボイラー新工場

2010年08月06日/物流施設

日立製作所は8月6日、子会社の日立パワーヨーロッパ社とともに、インドのエンジニアリング・重電機器製造会社であるBGRエナジーシステム社との間で、66万kW~100万kWクラスの超臨界圧火力発電用蒸気タービン・発電機とボイラーの設計、製造、販売、サービスに関する合弁会社設立に合意したと発表した。

インドにおける蒸気タービン・発電機とボイラーを一括で提供できる体制を構築する。

インドでは、経済成長にともない電力需要が拡大しており、一部の地域では電力不足が深刻化している。これを解消するため、今後、年間15GW程度の火力発電設備の増設が見込まれており、中国に次ぐ大市場となっている。

市場の伸張が見込まれるインド国内において、石炭火力発電用を中心とする蒸気タービン・発電機とボイラー事業を一貫して本格展開を図りたい日立グループと、事業拡大に向けて海外メーカーからの技術移転によって製品競争力の強化をめざすBGRエナジーシステム社との意向が一致した。

合意に基づき、日立と日立パワーヨーロッパ社は、それぞれ蒸気タービン・発電機とボイラーの製造・販売合弁会社を設立する。両社合わせて約500億円を設備投資し、それぞれ新工場を建設する。

両工場ともに2012年の生産開始を予定しており、段階的に生産能力を高め年間3GWの生産体制とする計画だ。2017年度にはBGRタービン社とBGRボイラー社合計で1000億円規模の売上を目指す。

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