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三菱倉庫/臨床開発の世界最大手と治験薬物流で業務提携

2010年08月19日/国際

三菱倉庫は8月19日、ことし4月に臨床開発の世界最大手ALMAC社(英国)と業務提携することで合意したと発表した。

今回の提携で、ALMAC社の国際共同治験(グローバルスタディ)による日本での治験薬の保管・交付業務全てを三菱倉庫が行うこととなる。

三菱倉庫が業務提携で評価された点は、各温度帯別の最新の保冷梱包箱を利用した厳密なコールドチェーンの提供(例:2-8℃を119時間保持可能)や、各温度帯別の保管庫(欧米GMP基準、1-30℃/室温、15-25℃/常温、2-8℃/保冷、-20℃以下/冷凍)、湿度管理可能な保管庫の提供について。

さらに、独自の配送ネットワークによる安全できめ細やかな医療機関への治験薬の交付(ベンダーへの定期的なチェック、乗務員への教育訓練により輸送品質を保持)や、複数の管理薬剤師を中心とした治験薬GMP体制による施設運営、治験薬の専門スタッフによるオペレーション運営を行っている面も評価された。

なお、症例登録から配送までを管理するため国際共同治験で広く利用される情報システムIWRS(Interactive Web Response System)を活用している。

三菱倉庫では、治験薬物流(保管・交付・回収)について、2008年2月以降、東京・横浜・大阪・神戸の各施設で、国内外の大手製薬会社の顧客から受託している。

海外でも、2月から韓国で治験薬の保管・交付業務を行い、来年にはシンガポール、台湾でも開始する。

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