三菱倉庫が7月30日に発表した2011年3月期の第1四半期の業績は、売上高が401億2200万円（前年同期比11.4％増）、営業利益33億1800万円（39.7％増）、経常利益41億円（35.1％増）、当期利益18億3800万円（1.5％増）となった。
倉庫・陸上運送の両事業は、景気回復の影響により全般に荷動きが回復したため、売上高は倉庫事業66億4100万円（2.2％増）、陸上運送事業62億8000万円（6.3％増）となった。
港湾運送事業は、コンテナ貨物などの取扱が増加したため、売上高49億3900万円（19.1％増）、国際運送取扱事業も輸出入貨物の取扱が増加と海上運賃単価回復もあり、売上高102億8900万円（26.3％増）と好調だった。
この結果、物流事業全体の売上高は、前年同期比35億900万円（12.8％）増の308億9000万円。営業費用は、貨物取扱量の増加に伴い作業運送委託費が増加したため、人件費や減価償却費が若干減少したものの、294億8400万円（9.7％増）で、セグメント利益は、14億600万円（2.7倍）だった。
通期は売上高1590億円、営業利益112億円、経常利益125億円、当期利益68億円を見込んでいる。
