キリンホールディングス(KH)、キリンビバレッジ(KBC)、小岩井乳業(KIW)は、KHがKBCの所有するKIW株式を全株取得し、さらにKIWの第三者割当増資を引き受けて、KIWをKH直轄の事業会社とすることで合意した。
同時に、KIWは東京工場チルド飲料製造事業を新設分割し、その株式を全てKBCが取得することで合意した。KBCは2011年1月を目処に完全子会社としてキリンチルドビバレッジを設立し、これまでKIWが行っていたチルド飲料の製造を移管する。
<小岩井乳業の資本構成の変更および新設分割の概要>
資本構成の変更と財務体質強化をベースにKIWはこれまで以上に乳事業に特化し、「小岩井生乳100%ヨーグルト」などの発酵乳カテゴリー、「小岩井純良バター」などの乳製品カテゴリーに経営資源を集中する。
10月29日にKBCが所有するKIW全株式をKHに集約し、11月30日にKIWの第三者増資をKHが引き受け、2011年1月4日にKIW東京工場のチルド飲料製造事業を新設分割し、KBCが株式を取得する予定だ。