ラサールインベストメントマネージメントインクは10月5日、ラサールの運用するファンドが東京湾岸エリアで稼働中の物流施設の取得を決めたと発表した。
ラサールは6月に取得した東京湾岸エリア3物件に続く物件取得となる。
「ラサールジャパン ロジスティクスファンドⅡ」の運用を通じて、大型高機能物流施設への投資を拡大し、今後1年半で約1500億円の投資を計画している。
ラサールインベストメントマネージメントの執行役員(物流部門担当)の吉川陽介氏は、「今回取得した物流施設は約1万7000㎡の延床面積を持つ、東京都心近接型の物流施設。われわれは安定的な投資対象としてとらえている。
われわれは企業の物流拠点を集約し、コストの削減に対応する大型高機能物流施設の底堅い需要を見込み、今後も首都圏や関西圏でロケーションの良い物流施設や開発用の土地を積極的に取得し、長期的にリーズナブルな施設を提供していく」と話している。
ラサール ジャパン ロジスティクス ファンドII (Ⅰを含む)は、米国・欧州・中東・アジア地域の機関投資家・大手年金基金・大学基金・投資政庁などから集めた資金で、日本の物流不動産に投資する物流専用ファンド。
運用資産規模は2000億円で、同ファンドには、「東京湾岸エリア物流施設ポートフォリオ(S&LB)」「日本通運市川塩浜センター」(BTS)、「ロジポート柏」(マルチテナント)、「ロジポート大阪」(マルチテナント)、「羽村物流センター」(BTS)、「住化ロジスティクス椎の森物流センター」(BTS)、「ロジポート流山」(マルチテナント)などが組み込まれている。