住友商事の子会社、キリウは10月14日、メキシコの子会社、キリウメヒカーナの鋳造能力を増強すると発表した。
現鋳造工場内に第2ラインを新設し、北米の景気回復に伴い2012年には現在の生産能力を超える需要が予想され、顧客の生産要求に対応する。
今回の設備増強により、従来からのブレーキディスク・ドラムを中心とするねずみ鋳鉄部品に加え、新たにFCD(ダクタイル鋳鉄)部品の生産を可能とし、顧客のナックル等重要部品の北米生産ニーズに応えることができる。
さらにブラジルなど南米向け自動車部品の輸出増加、新規顧客の獲得などビジネスチャンスの拡大が期待できる。
稼働時期は2012年4月予定。