住友金属工業の特殊鋼棒鋼・線材分野の住友金属小倉は11月26日、富士シヤフトの株式を取得を決めた。
この株式取得で富士シヤフトは住金小倉の子会社になり、2011年2月1日に住金小倉の子会社である住金精鋼が富士シヤフトを吸収合併する。
合併後の住金精鋼は、特殊鋼二次加工分野の製造拠点を全国的に展開することとなり、自動車メーカーの短納期ニーズに応えることが可能になる。
住金精鋼と富士シヤフトは特殊鋼二次加工メーカーで、主に自動車向け構造用部品の素材となる冷間鍛造用鋼線を製造している。
特殊鋼二次加工メーカーは、時間単位での製品納入などの短納期ニーズを満たすために、顧客の近隣に立地することが重要で、今回の合併で、従来の住金精鋼の大阪府、福岡県の拠点に富士シヤフトの静岡県が加わる。