ドイツ・バイエル社は、ロシュコンシューマーヘルスを買収することで合意したと発表した。
この買収で、バイエル社は一般用医薬品事業分野で世界のトップ3企業の一つになる。さらにバイエル社は、1997年に米国で設立されたバイエル/ロシュのジョイントベンチャーについて、ロシュ社が保有する50%の株式と、ロシュ社のグレンザッハ(ドイツ)、ガイヤール(フランス)、ピラール(アルゼンチン)、カサブランカ(モロッコ)そしてジャカルタ(インドネシア)にある5つの生産拠点を取得する。
ロシュ社が株式の過半数を所有する日本の中外製薬の一般用医薬品ビジネスは対象には含まれない。
買収する事業の年間売上は約10億ユーロで、23億8,000万円ユーロの買収契約成立には、独占禁
止関連法に携わる各国の公正取引委員会の承認を得ることが前提となる。