日本郵船(株)は6月26日、北アフリカ沿岸のチュニス(チュニジア)、カサブランカ(モロッコ)向けのコンテナ輸送サービスを開始する。
資源高騰の中、北アフリカ沿岸地域は原油、リン鉱石、水産物など豊かな天然資源を持ち、地中海経済圏の一つとして発展。極東をはじめとするアジアからの雑貨貨物などの輸入需要が高まっているという。
アジアと地中海を結ぶEUMサービスを、スペインのバルセロナ港からのフィーダーサービスに接続させることで、同地域への活発な荷動きに対応する。
また、欧州域内のサービスネットワークの拡充を進め、多様な顧客ニーズに応えていく、としている。
6月26日にプサン(韓国)を出帆するNYK SIRIUS(60W26)から開始し、上海(中国)、寧波(中国)、蛇口(中国)、香港、シンガポール、ポートケラン(マレーシア)に寄港、バルセロナに7月24日に到着する。
バルセロナからの所要日数は、チュニス向けが2日、カサブランカ向けが3日となっている。