櫻島埠頭が7月31日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は11億1000万円(前年同期比13.8%減)、営業損失3800万円(前期は1億2600万円の営業利益)、経常損失2700万円(1億4400万円の経常利益)、当期損失1200万円(8700万円の当期利益)となった。
部門別の概況は、ばら貨物部門のクレーンで取り扱う港湾貨物が前期に比べ荷役数量が減少。これにより荷役業務などの関連する海上運送、保管、その他の各業務も取扱数量が減少した。ばら貨物部門の売上高は3億1900万円と32.9%減となった。
液体貨物部門は、石油類が取扱数量の減少や工業用原料油タンクの一部契約満了により減収。化学品類も総じて荷動きが低調に推移し減収となり、液体貨物部門の売上高は3億3000万円、11.4%減となった。
物流倉庫部門は低温倉庫が取扱数量の減少で減収となった。一方、危険物倉庫、冷蔵倉庫と第2低温倉庫は、取扱数量の増加で増収を確保。食材加工施設はほぼ前期並みに推移し、物流倉庫部門の売上高は4億6000万、4.7%増。
通期は売上高48億円(7.5%減)、営業利益4000万円(86.0%減)、経常利益5000万円(83.8%減)、当期利益3000万円(81.5%減)を見込んでいる。