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新和海運/売上高4割減、営業利益98%減

2009年07月31日/3PL・物流企業

新和海運が7月31日発表した2010年3月期第1四半期業績によると、売上高212億2400万円(前年同期比41.9%減)、営業利益1億1700万円(98.3%減)、経常損失4400万円(前期は72億200万円の経常利益)、当期利益1億6100万円(96.6%減)となった。

5月から中国向け鉄鉱石の輸送需要が増加し、積揚地での滞船が拡大、船腹需給が引き締まったことにより、ケープサイズを中心に回復した。ドライバルク部門の業績は予想に比べ改善した。ほぼ全船を長期契約に投入しているため、海運市況低迷の影響は軽微だったが、定期修繕の前倒しに伴う費用の発生などもあり、タンカー部門の業績は悪化した。

内航海運事業の業績は、世界的な景気後退の影響を受け鉄鋼が大幅減産となったことに加え、国内需要の急激な冷え込みによって鋼材輸送量が激減し、セメントなどのばら積貨物も国内需要低迷により輸送量は低調に推移した結果、大幅な減益となった。

原油価格の下落により、運航費用に占める比率の高い燃料費の負担が軽減され収益改善の一要因となった。

通期の業績予想は、売上高830億円、営業利益26億円、経常利益20億円、当期利益17億円の見通し。

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