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日野自動車/フルトレーラー導入でCO2削減量3割に

2009年09月11日/CSR

日野自動車が9月10日発表した、「CSRレポート2009」によると、2008年度の特定取引先からの部品輸送について、フルトレーラーを導入することで、年間CO2削減量が172トン(29.5%減)となった。

2008年度は、製品の生産場所を変更したため、特定の仕入先からの納入部品数が増加。当該仕入先からの部品の輸送には重ね積みができない専用パレットを多く使用していたため、積載率も悪く部品輸送の便数が増加した。そこで、積みあわせを変更し、積載率を向上。トラック2便分の荷をフルトレーラー1便分に集約し、輸送便数の削減を図った。

部品輸送の集約により部品がまとまって到着するため、工場内の在庫スペースが不足したことから、中継地を設置。中継地からシャトル輸送することで長距離輸送分についてはフルトレーラー化を実現した。

改善前は、距離が670㎞で、便数976便。CO2排出量は583トンだった。フルトレーラー導入による改善後は、中継地までの距離675㎞、便数488便、CO2排出量402トン。中継地から工場までの距離10キロ、便数976便、CO2排出量9トン。改善後のCO2排出量は411トンとなった。改善前後の差額は172トンで、29.5%の削減を実現した。

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