レナウンは12月25日、伊藤忠商事と両社の業務提携で合意したと発表した。
両社は25日付で、レナウンの連結子会社、レリアンのレナウン保有株式の一部を、伊藤忠商事に譲渡することでも合意。2010年1月15日に46万9190株を伊藤忠に譲渡する。株式譲渡を契機に、構築した取引関係を強化し、アライアンスパートナーとして強固な関係の構築を推進する。
両社のリソースを補完し、企画、調達などアパレル業務のうち伊藤忠商事の幅広い商社ネットワークを活用し、調達・生産・物流の分野などで協業する。なお、レリアンの株式異動でレナウンは2010年2月期に約40億円の特別損失を計上する。
提携対象分野は物流、調達、生産の3分野で、物流では物流インフラの共有・効率化により物流コストの削減を目指す。調達ではスケールメリットを活かし調達コストを削減、生産では生産基地、生産管理機能、品質管理機能を有効活用して生産コストを削減する。