宇部興産は6月24日、世界的なポリカーボネートジオール(PCD)需要拡大に対応するため、ウベケミカルヨーロッパ社にPCDの2期製造設備(3000トン/年)を新設すると発表した。
稼動開始は2012年1月の予定で、今回のスペインでの2期設備により生産能力は日本2000トン/年・スペイン6000トン/年となり、世界最大のPCDメーカーとなる。
PCDは宇部興産のファインケミカル事業の主力商品の一つで、自動車用途で内装(シート、ダッシュボード、ドア内装など)のほか、外装用塗料(中塗り、上塗りベース)においても需要が急増している。