三井化学は6月24日、子会社である三井化学ファブロ(MFI)と東セロのフィルム・シート事業を東セロを核として統合すると発表した。
ソーラーエバをはじめとするMFI事業(業務用ラップ等の生活資材事業はのぞく)の会社分割による東セロへの承継に加え、三井化学のイクロステープ事業の会社分割による東セロへの承継が内容。
三井化学グループ内に分散しているフィルム・シート事業を集約統合し、経営資源の集中投入と統合効果の最大化を図ることにより、経営・事業基盤の強化とニーズにあった高付加価値製品の拡大を図っていく。
具体的には、生活材(食品包材等)を中心とした基盤事業の安定、産業材(IT、エネルギー等)を中心とした成長市場における高収益体質の確立を目指す。
統合の対象となるソーラーエバは、太陽電池封止材であり、MFIが製造・販売を行っている。同様に統合の対象となるイクロステープは、半導体製造工程用粘着テープであり、三井化学が製造・販売を行っている。