富士ゼロックスは7月6日、タイのアジア・パシフィック統合リサイクルシステムの拠点である、「Fuji Xerox Eco-Manufacturing Co., Ltd.」で、使用済み商品・消耗品などの再資源化率が2009年度に99.8%となり、廃棄物のゼロ化を達成したと発表した。
タイの拠点では、2004年12月からアジア・パシフィック地域の9ヵ国・地域から回収した複写、プリンターなどの使用済み商品やカートリッジを鉄系、アルミ系、ガラスなど74カテゴリーに分解・分別し再資源化している。
稼働から今年3月までに約13万1000台の使用済み商品を回収し、約2万1200トンの再生資源量を創出した。このシステムは中間処理業者に委託せず、企業の責任で使用済み商品の回収、分解、有害物の無害化を行なっている。処理費用は各国の販売会社が負担し、国際公平分担を行なっている。