三菱重工業は7月12日、企業の社会的責任(CSR)の観点を取り入れた資材調達を推進するため「三菱重工グループサプライチェーンCSR推進ガイドライン」を制定したと発表した。
従来、調達基準の柱に据えてきた品質、価格、納期に、CSR理念を付加し、環境や労働安全への配慮などに対する項目を盛り込んだ。ガイドラインは「コンプライアンスの徹底と企業倫理の醸成」、「製品安全、QCDの確保と技術開発力の向上」、「環境への配慮」など5項目からなる。
資材調達先には、ガイドラインに基づいた自主的な取り組みを要請し、グループ全体とびビジネスパートナーにガイドラインの浸透を図る。
製品安全などの項目では、「提供する資材・サービスの品質を維持・向上する」、「提供する資材・サービスの納期を確実に守り、また安定して供給できる体制を構築・運用する」ことなどを要請している。