LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

三菱重工業/マレーシアで日本規格ETC更新工事の受注目指す

2009年05月27日/国際

三菱商事と協力して、マレーシアの高速道路でノンストップ自動料金収受システム(ETC)の実証試験を開始した三菱重工業は5月27日、2009年末までに終了する予定の同試験を足掛かりとして、同国での既設ETC更新工事の受注を目指すと発表した。

実証試験は、渋滞問題の解消に向けて既設ETCのマルチレーン・フリーフロー方式へのアップグレード化を検討している同国政府の協力を得てスタート。現在の日本のETC規格に準拠した技術が海外で採用されるのは今回が初めて。

試験では、同社の路側通信機器とETC車載きを使い、ETC技術の信頼性や、すでに流通しているETCカードとの互換性、既設ETCとの混在運用の信頼性を確認する。また、複数車線を減速せずに走行する車両に課金するマルチレーン・フリーフロー方式の導入に際しての技術の優位性をアピールする。

今回実証試験を行うETCシステムの特徴は、日本のETC規格であるアクティブ方式の狭域無線通信(DSRC)活用にある。海外市場のニーズを踏まえ、ETCカードにはプリペイド方式の非接触ICカードを採用し、電源は電池駆動としている。

関連記事

国際に関する最新ニュース

最新ニュース