米国コーニング社は7月21日、液晶ディスプレイ用ガラスやGorillaガラス生産拡大を図るため中国に工場を建設すると発表した。
計画では、中国に新たな液晶ディスプレイ用ガラス基板工場を建設するために約8億ドルの投資を行う。北京当局からの支援を受け、北京経済技術開発地区にある北京デジタルテレビ産業パークに工場を設置する。同工場は最大8.5世代までのガラス溶融、加工能力を備える予定だ。着工は9月、製造開始は2012年上半期を計画している。
すでに台中(台湾)液晶ディスプレイ用ガラス工場拡張プロジェクトを再開しており、日本の静岡工場でも、多様な用途向けGorillaガラス製造のため、休止していた製造設備の稼動率を高めている。台中工場の拡張を目指しており、2012年上半期には製造能力アップを図る考えだ。