チッソは9月13日、リチウムイオン二次電池の正極材市場に進出すると発表した。
ドイツのスタルク社と合弁会社を設立する。両社のノウハウと生産技術をあわせ、リチウムイオン二次電池正極材の製造販売や研究開発を進めていく。
合弁会社が事業化(生産・販売など)する正極材を使用したリチウムイオン二次電池は、通常品に比べ高容量・安全性において優位性が見込まれることから、車載用電池正極材料として需要が期待できると両社は見ている。
10月にはチッソ水俣製造所内で年産1000tの生産能力を有する製造設備の建設に着手する。2012年初頭の完成を予定している。
合弁会社の商号は「CSエナジーマテリアルズで、資本金3億5000万円。出資比率はチッソ51%、スタルク49%。製造拠点はチッソ水俣製造所内に設ける。