(株)ダイフクは、次世代マテハン(マテリアル・ハンドリング)システムや基盤技術の研究開発に取り組むことを目的とした「(株)ダイフク技術研究所」を設立した。
最新のIT(情報技術)を活用するなど、既存タイプにはない新規技術を戦略的に開発することで、グループ全体の製品競争力を強化していく。
同研究所は、すでに7月、本社内(大阪市西淀川区)にて所員5名でスタート。2002年3月までは、主に自社技術の調査・評価を行い、2002年4月より所員を増員して、基礎技術システムの研究・開発を本格的に開始する予定。
従来、次世代製品の開発は事業部ごとに行ってきたが、今後は同研究所が中心になり、開発成果の共有を推進する。実際の研究・開発に当たっては、自力開発を強化するとともに、それを補完するための外部からの技術移転を推進し、開発のスピードアップを図る。
具体的には、大学などから専門家を顧問として招聘し、官民の研究機関との交流・協力関係構築に取り組む。提携・共同開発・技術成果を導入する際の購入などの窓口としても機能させる。
また、技術情報・製品情報・技術動向を社内外から広く収集・蓄積し、技術データバンクとしていく。こうして得た情報や人脈を活用し、社内教育や計画的人事交流に生かすことで、グループ全体の専門知識を高めていく。
既に同社は、産学協同として93年2月、ニュージーランド・オークランド大学と無接触給電システムの実用化に成功。自動車生産ライン、半導体ウェハ生産ラインに応用して大きな成果を収めている。同大学とは、引き続き同研究所が窓口となり、多面的な応用開発に取り組む。
会社概要
社名 : 株式会社ダイフク技術研究所(Daifuku Technology Institute Co. Ltd.)
資本金 : 1 000万円
設立 : 2001年7月2日
本社 : 大阪市西淀川区御幣島3-2-11
代表者 : 代表取締役社長 大澤勲(ダイフク常務取締役兼任)
社員 : 5名
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ダイフク/ダイフク技術研究所を設立、次世代技術を戦略的に開発
2001年12月12日/未分類
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