SAPジャパン(株)は、オープンな統合アプリケーション・プラットフォームであるSAP Netweaver(エスエイピー・ネットウィーバ)の採用企業数が、国内で2003年3月に同製品を発表して以来わずか1年半で、100社を超えた。
SAPジャパンは2003年3月にSAP NetWeaverを発表、今年の4月にはさらに統合性と拡張性を強化した単一のパッケージ・ソリューションとしてSAP NetWeaver 2004を発表。
現在、(株)クレスコ、(株)日立国際ビジネス、(株)日立ハイテクノロジーズをはじめ、日本国内で、112の企業がSAP NetWeaverを採用している。
SAP NetWeaver 2004は、SAPソリューション向けのオープンかつ中立なプラットフォームとして開発されており、オープンな業界スタンダードと相互運用性を実現し、SAPシステムと他社製システムを容易に統合する。
SAP NetWeaver 2004は、従来個別に出荷していたすべての構成要素のバージョンアップを同時に行い、サポートパッケージとともに単一の製品として出荷されているもの。
すべての構成要素に新機能を付加することにより、システム環境の統合がより容易になり、さらなるシステム管理効率の向上とシステム運用にかかる費用の削減が実現された。
これにより、顧客企業の柔軟なビジネス戦略の実行と、ビジネスの変革と革新を支援する一方で、IT投資に関わる複雑性を緩和し、コストの低減に貢献する。
さらにJ2EE(Java 2 Enterprise Edition)とABAP双方の開発・運用環境を統合したSAP WebAS(ウェブ・アプリケーション・サーバ)を全構成要素の技術基盤と位置づけ、無線ICタグ(RFID)にも対応している。
SAP NetWeaver 2004の構成要素:SAPモバイル・インフラストラクチャ(SAP MI)、SAPエンタープライズ・ポータル(SAP EP)、SAPビジネス・インテリジェンス(SAP BI)、SAPマスタデータ・マネジメント(SAP MDM)、SAPエクスチェンジ・インフラストラクチャ(SAP XI)、SAP Webアプリケーション・サーバ(SAP WebAS)、SAP複合アプリケーション・フレームワーク、SAPソリューション・マネジャ
SAPジャパンはまた、SAP NetWeaver 2004の発表を機に、「SAP NetWeaverパートナー・コンソーシアム」を設立。WebAS(ウェブ・アプリケーション・サーバ)を含むSAP NetWeaverの各構成要素ごとのコミュニティを設け、各々の管理・運用、そして開発に関する活動の拠点としている。
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