関税局は3月10日、「税関手続申請システム(CuPES)」を午前8時30分から稼働させる。
税関関連の申請・届出等手続の電子化については、「税関手続申請システム(CuPES:Customs Procedure Entry System)」(以下「CuPES」という。)の開発・導入により実現することとしており、CuPESの本格稼動を3月10日に行うもの。
「CuPES」の業務の対象手続は、原則として既に通関情報処理システム(以下:NACCS)業務の対象となっている手続を除き、書面により行われているすべての申請・届出等手続(以下:申請等)となりますが、開発期間等を勘案し、当面は309の項目について電子化される。(その他の手続については開発しだい順次追加していく予定にしています。)
309項目「CuPES業務の対象となる手続」は下記アドレス参照。
http://www.customs.go.jp/tetsuzuki/cupes/sankou1.htm
手数料等の納付が許可・承認等の前提となっている申請等については、収納システムとの連携を図る必要があることから、当分の間、CuPES業務の対象から除外している。
申請者等からのインターネットを利用した申請等については、申請者等の本人確認及び申請内容の真正性の確認を行う認証基盤との連携が必要であることから、現在進められている政府認証基盤(GPKI)及び財務省認証局の開発状況等を見た上で対応することとし、当面は、NACCSで使用している回線(以下、「NACCS回線」という。)及びダイアルアップ回線(電話回線を通して端末機とCuPESのアクセスポイントとを接続する回線)を使用する。(インターネット接続は、平成15年度中に可能となる予定。)
インボイス関連業務は、自社のパソコン等を使用し、輸出入者間で電子データによりやり取りされているインボイス情報を別途指定されたフォーマット形式のファイルに変換し、端末ソフトに読み込ませた上でCuPESに送信する。
輸出入者が行うインボイス関係の登録業務は、インボイス情報登録業務、添付インボイス情報登録業務(欄数が60欄以下のインボイス情報の登録及び保険明細書等の添付ファイルを登録する業務)と、欄数が60欄を超えるインボイス情報を添付ファイルとして登録するとともに、保険明細書等の添付ファイルを登録する業務。
ただし、「添付インボイス情報登録業務」については、システム運用上の制約から、当分の間、システム処理を行うことは出来ない。
また、通関業者は、このインボイスデータを使用し、連結処理、仕分処理を行うことにより計算書情報を、内取処理を行うことにより内取情報を作成することができ、さらに、計算書情報又は内取情報をもとにNACCSの申告事項登録用データを作成することが可能となる。
なお、輸出入者が「インボイス情報登録業務」を行うことにより、輸出入者が同業務で指定した通関業者(CuPESに登録された利用者に限る。)に対して該当するインボイス情報の「受理番号」が通知される。
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関税局/税関手続申請システム(CuPES)3月10日稼働
2003年03月02日/未分類
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