(株)デンソーは、インドネシアの生産販売拠点であるデンソー・インドネシア社(DNIA)(本社:ジャカルタ市、社長:高橋政秀)から販売部門を分離し、販売会社「デンソー・セールス・インドネシア社(DSIA)」を設立した。
新会社は、現在市販用の自動車部品の販売を行っているデンソー・セールス・インドパーツ・ウタマ社(DSIU)を2005年1月に統合するとともに、販売業務を開始する。
これにより、インドネシア国内におけるすべての自動車部品の販売業務を新会社に集約することになる。
デンソーは、ASEAN各国ごとにそれぞれ同様の製品を生産する従来の生産体制から、ASEANを一つの地域と考え、生産拠点ごとに製品を集中生産し相互補完する体制に転換していく。
そのため、ASEAN各国から輸入する製品が増え、国内生産品と合わせ効率的に販売していく必要が生じた。
デンソーは、2002年12月にタイにおいて、同様に生産販売拠点から販売部門を分離したデンソー・インターナショナル・タイランド社(DITH)を設立しており、ASEAN域内では、今回2社目となる。
新会社の概要
社名:デンソー・セールス・インドネシア社(DSIA)
P.T.DENSOSALESINDONESIA
設立時期:2004年11月5日
所在地:ジャカルタ市タンジュンプリオック地区スンター
(ジャカルタ市中心部から約15㎞)
(現デンソー・インドネシア社スンターオフィス内)
資本金:100億ルピア(約1.4億円)
出資比率:デンソー・インドネシア社(DNIA)100%
社長:住野善郎(現DNIA取締役)
事業内容:インドネシア国内における自動車部品販売業務
総投資額2兆4000億ルピア(約370億円、2005年度計画)
従業員数:約140人(2005年)