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日本電気/「リアルマップシステム」用いた配信実験

2003年04月10日/未分類

日本電気(株)は、WEB上でGPSを利用した地図の位置情報とストリーミング画像を連動させたルートナビゲーションサービス「リアルマップシステム」の配信実験を開始し、ブロードバンドを利用した新しいアプリケーションサービス(ASP)の検証を実施する。
今回の配信実験では、三菱電機社のリアルマップシステムとコボプラン社のGISエンジンを活用して、NEC本社への訪問者やNECが行っている研修サービスの受講者向けに、JR田町駅から目的地までの高度なナビゲーションをNECのホームページ上(http://www.nec.co.jp)に、提供する。
「リアルマップシステム」は、あらかじめ登録されたWEB上の地図の現在位置表示と周辺のストリーミング映像を連動させたルートナビゲーションで、利用者は事前に地図と周辺の状況をストリーミング画像にて確認することで、位置や周りの風景などを把握でき、初めて行く目的地に容易に到達することを可能とする。
NECでは、「リアルマップシステム」の本年度末の事業化に向けて、以下のようなサービス形態の検証を行っていく。
アプリケーションサービス(ASP)による提供
NECが提供するASPを利用することにより、ユーザ企業は、ストリーミングサーバ構築や地図作成を自社で行うことなく、短期間で自社顧客にナビゲーションサービスの提供が可能。
本サービスは、堅牢でセキュアなデータセンタ上で高度な運用を実現するビジネスBIGLOBEをサービス基盤として使用しており、必要に応じて借りることのできるサービスであるため、オンデマンドでの運用が可能。
ユーザ企業の利用用途にあわせたサービス提供
ストリーミング動画と地図情報を用いて、ユーザ企業の利用用途にあわせた、以下のようなサービスへの適用を検討していく。
1) 不動産関連
住宅の最寄駅からの道のりや周辺状況を事前に配信することにより、利用者はその場にいるような感覚で情報を把握することが可能。
2) 複合型施設
複合施設の内部の案内地図と実際の映像とあわせて提供することで、ハイブリッド型の施設案内や、店舗案内を行うことが可能。
3) 公共施設案内
空港、病院や美術館などの公共施設やホテルなどの観光客が集まる施設までのルート案内に活用し、目的地までのスムーズな案内を提供することが可能。
4) ハザードマップ
地震、台風火山噴火などにより発生が予想される災害現象の進路や範囲、時間などを地図に表した災害予測地図と「リアルマップ」を組み合わせることで地図だけでは分からない、実際の現地の映像をもとにした木目細かい避難ルートの案内サービスが可能。

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