大日本スクリーン製造／韓国と台湾にフラットパネルディスプレー製造装置の保守サービスの拠点拡充

大日本スクリーン製造（株）は、韓国と台湾にフラットパネルディスプレー（以下：FPD）製造装置を手がける新サービス事業所を10月、11月にそれぞれ開設する。
韓国では、国立の工業団地を有する内陸部最大のハイテク産業都市・亀尾（グミ）市に10月1日、現地子会社DainipponScreen(Korea)Co. LTD（大日本スクリーン・韓国）の「亀尾カスタマーサービスステーション」を新設。10月27日から本格的に営業を開始します。韓国におけるFPD機器製造装置のサービスステーションは今年4月にオープンした天安に続く2カ所目で、現地スタッフ10人でスタートし、順次増員を図ることで2004年度中には20人体制を整える予定です。
台湾では、半導体・FPD事業を手掛けるDainipponScreenElectronics(Taiwan)Co. LTD（大日本スクリーン・エレクトロニクス・台湾）のFPD機器を専門に扱うサービス拠点として、台北地域を事業エリアとする龍潭（ロンタン）カスタマーサービスステーションを開設。11月30日から日本人スタッフを含む20人で営業する。
また、10月末に南部の台南科学工業団地や高雄工業区をカバーする台南カスタマーサービスステーションを4人体制から25人規模に拡大するほか、2004年10月には台中地区にも同様の事業所設置を予定しており、台湾全土における各地区でのきめ細かい保守サービスの実現を図る。
今回のサービス事業所拡充は、韓国および台湾におけるFPD業界のさらなる市場拡大が見込まれていることから、より迅速かつ顧客に密接したサービス体制の確立を目指す。