パナソニック、UTスターコム社／第３世代強化で中国に合弁会社設立

パナソニック モバイルコミュニケーションズ（株）（以下：ＰＭＣ）とUT Starcom Inc.（以下：ＵＴＳ）は、第３世代移動体通信（３G）の通信システム設備に関する設計、開発、製造を主体とする合弁会社を設立した。　
新会社である「宇通科技（杭州）有限公司」（以下：UCTH）は、世界最大の携帯電話市場である中国での３G通信システムの無線アクセス・ソリューションの提供を目指すが、中国以外の海外市場への拡大も視野に入れ、新会社における商品ラインはW-CDMA方式をサポートするが、今後TD-SCDMA（Time Division-Synchronous CDMA）方式のサポートも検討して行く予定。
この提携により、ＰＭＣは
（１）よりコスト力がある３Gソリューションの提供
（２）ＵＴＳの３Gコアネットワークとソフトスイッチのリーダーとしての専門技術・ノウハウの共有
（３）世界最大のPAS（Personal Access System）提供メーカーとしてＵＴＳが有する世界の顧客（通信事業者）の共有
が可能になる。
新会社の概要
会社名：中国名：宇通科技（杭州）有限公司
日本名：杭州ユニバーサルコミュニケーション有限会社
会長・CEO：下湯利美
社長・COO：Leon　Hong
所在地：中国・杭州市
資本金：ＵＳ＄１，０００万（約１１億円）　（ＵＴＳ４９％、松下５１％）
事業内容：RAN(BTS/RNC)及び関連通信機器の設計、開発、製造、販売、修理サービス