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中央運輸/平成15年9月期決算短信(連結)

2003年11月30日/未分類

中央運輸(株)の平成15年9月期決算短信(連結)の経営成績は下記の通り。
当期の概況
当連結会計年度におけるわが国の経済は、企業収益の改善、設備投資の持ち直しなど、景況感に回復が見えたものの、長期化するデフレ状態や金融機関の不良債権問題の影響を受けた企業倒産件数の増加とそれに伴う雇用環境の悪化など、全般的に厳しい状況で推移した。
運送業界も、全体としては国内経済の停滞を受け、依然として荷動きは低迷の様相を呈しており、引き続き荷主の物流コスト削減、業界全体の輸送需要の伸び悩みに起因する競争激化の傾向に大きな変化はなく、業績が好転するきざしは見られなかった。
このような経営環境の中にあって、同社グループの主力輸送品のうち、医薬品は、医療費の個人負担増加等による全般的な消費低迷基調の中での輸送量の減少傾向、医薬品業界自体の事業の再構築による輸送経路の見直しがあった。
書籍は、活字離れによる出版不況の中、出版物の売上も鈍化するなど、外部環境は相変わらず厳しく、物流センター業務の受託が堅調に推移するなどの動きはあったものの、顧客の物流見直しに伴う取引解消や排ガス規制等によるコストアップ要因などもあり、厳しい状況になった。
以上の結果、当連結会計年度の営業収益は5 145百万円(前年同期比0.0%増)となり、経常利益は14百万円(前年同期比76.5%減)、当期純損失は10百万円(前期純利益31百万円)となった。
各事業部門の業績
(1)貨物自動車運送事業
全般的な貨物輸送量低迷基調が続く中、東北地区における医薬品卸の物流センター業務が堅調に推移したこと等により、当連結会計年度の営業収益は4 367百万円(前年同期比0.9%増)。
(2)倉庫事業
既存荷主の配送拠点移管等による取引解消等もあり、当連結会計年度の営業収益は439百万円(前年同期比11.8%減)。
(3)その他事業
倉庫スペース賃貸収入の伸びや、車両、備品の販売が順調だったこと等により、当連結会計年度の営業収益は338百万円(前年同期比7.0%増)。
次期の見通し
今後のわが国の経済は、景気回復の明るさが感じられるもののデフレの長期化による個人消費の伸び悩みや円高による企業収益への影響など、本格的な景気回復は期待できず、国内貨物輸送量の減少傾向が続く中で、価格競争の激化や環境保全問題への対応など、早急に対処すべき問題に直面し、同社グループを取り巻く経営環境は、予断を許さない状況にあるといえる。
同社グループはこうした情勢をふまえ、経営環境の変化に即応するため、営業力の強化を目的とした営業体制の変更を平成14年10月をもって行い、事業拡大へ向け、提案営業を強化していく方針を打ち出している。
さらに、拠点戦略の見直し、積極的な営業活動による受注の確保に努めるとともに、品質管理の徹底、輸送コストの削減を図りつつ、グループが持つ経営資源を有効活用する事業展開を推進し、業容の拡大に全社一丸となってまい進する。
次期の業績は、営業収益は5 150百万円(前期比0.1%増)、経常利益は70百万円(前期比371.4%増)当期純利益は30百万円(前期純損失10百万円)を予想している。

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