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東芝ファイナンス、東芝エンジニアリング、三菱マテリアル/ICタグ利用のリース・レンタル物件管理システム開発

2003年12月04日/未分類

東芝ファイナンス(株)、東芝エンジニアリング(株)と三菱マテリアル(株)は、共同でICタグを利用したリース・レンタル物件管理システムを開発し、12月より実証実験を開始した。
今回開発したシステムは、リース・レンタル製品にICタグを組合わせたステッカーを貼り、製品ごとに資産情報・修理履歴情報・保険加入情報・機器情報・所有者情報の管理と共有化を目指すもの。
東芝ファイナンスでは、既にWeb上でリースの見積から申込、契約までを行う「e-LEASE」や、顧客の資産情報をWeb上で参照及び管理する「T-CON ASSET」を東芝エンジニアリングと共同で開発、運用している。
今回、より質の高いサービスを提供することを目的に、製品本体と管理情報とをリアルタイムで完全一致させることで一元管理するためのICタグシステムを開発した。
ICタグには三菱マテリアル製の金属対応タグ「Emfreccia ONMETAL」を使用し、金属製品に貼り付けても、情報の読書きが可能となった。今回は特殊な接着方法により、ステッカータイプに仕上げた。
システムは、ICタグを組合わせたステッカーと管理情報の読書きを行う無線ハンディリーダ・ライタ、情報を管理するサーバ、そして管理用PCで構成している。
ICタグと無線ハンディリーダ・ライタ間で読書きしたデータはサーバに送信され、データベースに保存されます。情報が必要な場合には無線ハンディリーダ・ライタでサーバからデータを呼出し、画面上に表示させ、データの書換えも可能。
今回開発したシステムは、所有者の名義や契約コードだけにとどまらず、顧客情報、機器のスペック、修理履歴等、様々な情報を登録し一元管理することができるようにしたもの。
これにより、ユーザー、物流会社、修理会社、リース会社は、それぞれで情報管理する必要がなくなり、コストセーブかつ情報を共有化することも可能となり、ステッカーは専用治具がないと剥がせないため、万一盗難等の事故が発生した場合でも、盗難品の使用経歴を確認することができるので、盗難ルート等の特定が容易となり、結果的に盗難を抑制する効果を生み出すことができる。
まずはレンタル用パソコンで実証実験を行い、将来的にはあらゆるリース・レンタル製品に導入する予定で、ICタグを製品自体に内蔵、製品からの電源供給も計画している。
また、開発したシステムをさらに発展させ、リース・レンタル業界標準の管理システムとしたいと考え。

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