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三菱マテリアル/「超硬工具物流センター」成田に開設

2006年04月27日/物流施設

三菱マテリアル(株)は5月8日、超硬工具のグローバル供給体制を充実させるため、千葉県成田地区に物流センターを開設し、稼動する。

現在生産拠点毎に製品を在庫している体制を一新し、新たに、航空貨物の利便性を最大限に生かすため、成田空港に近い場所に成田物流センターを開設し、製品を集約する。

今回の物流センターの開設で、超硬工具の主要顧客である自動車産業の発展が著しい中国向けをはじめ、韓国、台湾、東南アジア、南米などへの物流体制を強化するとともに、欧米向けの出荷体制も強化する。

超硬工具事業は、現在、日本、米国、ドイツ、シンガポール、ブラジルなどの主要マーケットに在庫センターを有し、最大時は数万点にも達する種類の工具を蓄えることにより、標準品と呼ばれる国際的な工業規格によって定められた製品について、顧客からのオーダーに即時に納品できる体制を敷いている。

超硬工具の需要は、ここ数年、欧米に加え、アジアなど海外向けは好調に推移しており、顧客ニーズの多様化、取扱製品の拡大により在庫品目は大幅に増える傾向にある。

なお、成田物流センターの倉庫内オペレーションは、(株)日立物流に委託し、三菱マテリアル独自の在庫管理方式と日立物流の物流ノウハウを高い次元で融合させ、迅速、正確かつ市場の変化に即応できる機動性のある物流体制を構築する。

これにより、在庫管理の一元化によるきめ細かな在庫管理と、海外向け出荷回数を更に増やすことによる物流リードタイムの短縮を実現し、顧客サービスの向上と販売機会の拡大を目指す。

また、成田地区の物流センター開設に合わせ、新たにグローバルな在庫管理、物流管理強化を目的に物流戦略を担当する部署を独立させ、その機能を強化し、物流戦略を重要な課題と位置づけ、今後も日本を含めた世界の物流の最適化を進める。

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