凸版印刷／上海のグループ総合生産拠点着工

凸版印刷（株）はことし7月に中国・上海に上海凸版有限公司を設立し、上海凸版有限公司は各種許認可手続きを進めてきたが、12月2日より上海市松江区での工場建築に着手する。
新拠点から成長著しい中国市場に向け高機能なパッケージ製品を投入し、ゆくゆくは同社の情報ネットワーク系、生活環境系の多品種の生産拠点へと拡大していく計画。
さらに隣接地には、東洋インキの生産拠点も建設中であり、この地をトッパングループの中国戦略を展開する中核拠点としてく。
凸版印刷は中国市場でのパッケージ需要の拡大を見据え、レトルト包材や詰替容器から中国市場におけるパッケージ事業の本格的展開を図り、主要製品は、レトルトパウチ、ラミチューブ、ビールラベル、などのパッケージ製品。
将来的には、同じ拠点で情報ネットワーク系、生活環境系の多品種の展開を行い、さらにエレクトロニクス系についても、近隣の別拠点での進出を計画している。
凸版印刷はグローバルにグループ活動基盤の共有化を進めているが、上海凸版はその一環にあたるもので、隣接地には東洋インキが進出準備を進めており、グループ会社間の生産拠点を集約するのは国内外を含めて初めての試み。
■上海凸版有限公司の概要
建設地：上海市松江工業区東部新区
敷地面積：１２１，６１６㎡
建物概要：工場棟鉄筋コンクリート＋鉄骨造２階建
事務棟鉄筋コンクリート造２階建他
投資額：３０億円
完成予定：2004年8月竣工（予定）