丸全昭和運輸（株）の平成17年3月期第3四半期財務・業績の概況（連結）の経営成績は下記のとおり。
当第3四半期の運輸業界は、製造業を中心とした企業収益の改善による景気回復や設備投資の増加の影響により堅調に推移したが、依然と続く生産拠点の海外移転による国内貨物量の減少や個人消費の回復の遅れ、例年にない自然災害の発生等により、年度後半に入り景気の不透明感が増している状況にある。
このような状況下、同社グループは、計画2年目となる「第二次中期経営計画」を推進し、企業体質の強化を図り、「攻めの営業」を展開するための組織体制再編を行なうと共に、3PL業務をさらに拡大強化するために、より高度な情報システムの構築に取り組み続け、12月より一部システムの稼動を開始した。
その結果、排ガス規制の強化や原油価格の高騰等の収益圧迫要因が増加したが、新規業務の獲得や既存業務の深耕、そして総コストの圧縮に加え、新規連結会社の影響により、当第3四半期の収益はほぼ当初の計画通りに推移し、売上高は65,105百万円と前年同期比4,594百万円（7.6％増）の増収となり、営業利益は2,668百万円と前年同期比119百万円（4.7％増）、経常利益は3,012百万円と前年同期比226百万円（8.1％増）、当期純利益は1,686百万円と前年同期比115百万円（7.3％増）の各々増益となった。
