（株）日新の平成17年3月期第3四半期財務・業績の概況（連結）の経営成績は下記のとおり。
当第3四半期の日本経済は、企業収益が改善し、設備投資が増加しているものの、個人消費に鈍化の兆しが見られるなど、景気回復は緩やかなものとなった。
物流業界は、国際貨物輸送は米国や中国の景気拡大を受けて、輸出が堅調に推移しているものの、国内貨物輸送は依然として低水準にあり、物流合理化の影響を受けるなど厳しい状況が続いた。
こうした環境下、同社グループは、自動車関連の海上輸出取扱いが引き続き好調で、航空貨物は輸出入とも堅調に推移した。
海外は、インドネシア現地法人の本格稼働や、中国・上海物流園区への進出、インドにおける業務拡大等営業展開に取り組み、国内においては中部国際空港開港に向けて中部地区での営業強化を図るなど、積極的な事業活動を推進した。
これらの結果、当社グループの売上げは、物流事業については国際物流部門を中心に好調に推移し、また、旅行業は業務渡航を中心に取扱いが好調であったことから、前年同期比12.9％増の151,203百万円。
利益面は、経常利益は前年同期比25.0％増の3,500百万円、当期純利益は前年同期比38.9％増の1,920百万円の大幅増加となった。
