住友商事(株)はドイツにおいて自動車関連サービスを提供する100%子会社Summit Auto Group GmbHを設立し、独立系(非正規)自動車ディーラーと整備修理業者などを対象とした、中古車の供給並びに金融サービスの提供を開始する。
2004年6月に住友商事が買収した自動車ディーラー向けソフトウェア会社WERBAS社が有するドイツ国内約8,500社の独立系自動車ディーラー、整備修理業者などの顧客に対し、中古車の供給、在庫金融、消費者向け小売金融(オートローン)、自動車保険などのサービスを提供していく計画。
住友商事はWERBAS社の買収を機に、同社が保有する顧客に対する新たな自動車関連サービス提供の事業化をテーマにドイツ自動車市場のサーベイを行ってきた。
本事業の拡大が期待されることから新会社を設立する運びとなったが、同市場への参入期間を可能な限り短縮し、同時に高付加価値なサービスの提供を行うためにはビジネス経験のある有力パートナーと組むことが必要と判断し、具体的な金融、保険などのサービスライン毎に各分野の専門企業との提携を軸に事業展開する。