日本精機(株)の連結対象会社で、インドネシアにおいて二輪車用計器の製造・販売を手掛けているインドネシア・ニッポンセイキ社(以下:INS)の新工場が竣工し、本格稼動を開始した。
インドネシア国内の二輪車市場は拡大を続けており、INSはその需要に応えるべく新工場を建設し、移転した。
新工場はバンテン州セラン県に位置し、敷地面積が80,370㎡、建物延床面積が16,563㎡で、総投資額は土地・建物のほか設備も含めて約6億5千万円。
二輪車用計器の最終組立ラインのほか、計器用ムーブメントの組立ライン、計器用文字板の印刷ライン、計器用樹脂部品の成形機などを有しており、工場内での計器の一貫生産体制を構築する。今後は、基板実装ラインの導入も視野に入れており、一貫生産体制をより強固なものとする。
INSにおける計器の年間生産台数は、従来工場が270万台であったのに対し(2004年実績)、新工場は2007年で560万台。これにより、INSの売上高は2004年の59億円に対して、2007年には125億円とする計画。
グループでは、グローバルでの二輪車用計器のシェア40%獲得を目標に掲げ(現行30%)、今回のINSの新工場稼動を契機として、今後更に拡販に努め、2007年にはシェア40%を達成したい。